横浜市立大学 大学院医学研究科 視覚再生外科学教室【公式】 横浜市立大学附属市民総合医療センター 眼科

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レジデント体験記⑤ experience05

荒崎 怜以(令和2年入局)

氏名
荒崎 怜以
入局年
令和2年
現在の所属先
関東労災病院

現在専攻医2年目の荒崎と申します。1年目をセンター病院で研修し、現在は市中病院で研修しております。1年目を終えて、これまでのことを振り返ってみようと思います。

眼科にした理由

最初の眼科との出会いは、大学6年生での学生実習でした。特に、豚眼を用いた白内障手術の実習は、実際の手術とほぼ同じ器具を使って行っており、その手技の難しさ、楽しさを強く実感したのを、今でも強く覚えております。

その後、初期研修は、1年間を市中病院、1年間を他大学の大学病院で行いました。そこでも、合計3ヶ月間眼科での研修を行いました。眼科は、全身疾患に強く関わることは少ないのですが、眼という感覚器を中心にしており、治療に対する患者さんの反応が、他科よりもより鋭敏だと気づきました。また、眼科といっても、白内障手術を中心とした水晶体を始め、緑内障、網膜疾患など、扱う内容は当初思っていたよりも多岐にわたり、径2.5cm程度の小さな臓器ながらも、様々な魅力にあふれた臓器だということを実感しました。

 

 

初期研修中は、もちろん内科・外科・救急科などほかの科も回るのですが、一番患者さんの反応が強いところ、そして全身疾患の合併症や症状として眼の症状に出ることが多く、全身疾患の知識も十分に役に立つこと、また、他科よりも比較的余暇がとりやすいなど自身のQOLも考慮して(ここは、病院にもよるのでしょうが)、最終的に眼科に決めました。

初期研修先の他大学に残ってもよかったのですが、横浜市立大が出身大学だったことや、センター病院の眼科の方が、後期研修医でも比較的自主的に考えて診療に携わることが多そうであり、力も十分つくだろうと考え、センター病院眼科への入職を決めました。それに伴う苦労も多いということに、入ってから気づかされるわけですが・・・笑

センターでの1年間

一年目 上半期の1週間の流れをまとめてみました。

手術 外来 外勤 外勤 外来
手術 外来 外来 外来 外来

比較的外来の比重が重いです。外来は、再診外来を1年目初期からもちます。最初は、再診 3人程度、新患 3-4人程度を担当します。疾患は白内障から網膜疾患、緑内障、全身疾患の眼病変まで多岐にわたっておりますが、再診患者は事前の予習で、上級医に適宜相談可能。もちろん、外来当日も必要に応じて、すぐ相談できます。

初診患者は、その日のうちに上級医へ相談でき、すぐにフィードバックがもらえます。ただし、いずれも自分なりにアセスメントをしてからの相談になるので、自分で考える力もかなりつきます。

手術はおもに、白内障手術・硝子体手術に入ります。硝子体手術は、第2助手(試薬の準備、器具の準備etc)にはいることが多く、白内障手術は助手に入ります。なれてくると、手技の一部を上級医指導のもとに行うこともあり、手技も少しずつ学べます。

いずれも、1年目の早い時期から様々な経験をつむことができます。

確かに、スケジュールはなかなかハードですが、土日は当番でなければ基本off、しかも1週間の休みを交代で計3回とることができます。私は、コロナウイルスの影響で海外はいけませんでしたが、四国を一周する旅行をしたり、家でのんびりしたりと、しっかりと休養をとることもできます。

後輩へのメッセージ

センター病院 眼科の研修は、外来は自分で考えることが多く、1年間でかなり成長できたと今振り返って、強く思います。今私は、大学外におりますが、機会があれば是非見学にいらしてください。

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