横浜市立大学 大学院医学研究科 視覚再生外科学教室【公式】 横浜市立大学附属市民総合医療センター 眼科

experience01

〒232-0024 神奈川県横浜市南区浦舟町4-57

レジデント体験記① experience01

佐藤 新兵(平成19年入局)

氏名
佐藤 新兵
入局年
平成19年
現在の所属先
市民総合医療センター 眼科

眼科医になった理由

初期研修医になったとき、進路を決めるために自分の考えを整理すると、積極的な理由と消極的な理由を認識できました。

積極的な理由
  • 積極的な理由は顕微鏡手術がしたい
  • 診断から治療まで自分の手で行いたい
  • 患者さん自身が『良くなった』ことを実感できる治療がしたい
消極的な理由
  • 長時間の手術はしたくない
  • 手術時間の多くを止血に費やす手術はしたくない
  • 放射線防護着は重いから着たくない
  • 家族団らんの時間が欲しい
  • お金も欲しい

こうして浮かび上がったのが眼科でした。実際に眼科医になると、期待通りの世界ばかりではなく、予想外の世界も待っているわけですが。

センター病院眼科に入局して

センター病院は網膜硝子体疾患の外科治療に特化しており、常に最先端の手術に触れられる環境があります。そして白内障手術や網膜光凝固術などは、おそらく他の研修施設よりもかなり早い段階で、実際の患者さんに対して治療機会を得ることができます。もちろんそのためには事前に十分な備えが必要です。助手として手術に入る時点で、自分が術者になった時を意識して臨まなければなりません。
また近年では白内障手術は、他科医師や患者さんの中で『簡単なもの』という認識があるようですが、自分がいざ執刀してみると、全く簡単でないことが即座に理解できます。

手術件数が多くなれば、外来業務、病棟業務も比例関係に増加します。当然センター病院はとても忙しい病院です。しかし、見えなかった患者さんが見えるようになっていくさまを診療できることは、単純に嬉しいもので、仕事のモチベーションを維持する面で非常に大きなものになります。
また、日々の難症例に立ち向かう経験は、その後の眼科医生活での心強い後ろ盾となります。また学会発表や論文投稿の機会を多く得られるのはセンター病院ならではの強みです。

 

 

眼科医を目指す皆さんへ

眼科医はテレビドラマの主役になるような仕事ではありません。しかし、眼を守る、ということは極めてやり甲斐のある仕事です。
医学生や初期研修医にとっては意外かもしれませんが、高齢社会で眼科医の需要は増す一方、眼科医の数は減少の一途を辿っています。
全国的に人手不足です。今あなたは必要とされています。私達と共にセンター病院で眼科しましょう。

横浜市立大学 大学院医学研究科
視覚再生外科学教室
横浜市立大学附属 市民総合医療センター 眼科

232-0024
神奈川県横浜市南区浦舟町4-57

  • 京浜急行「黄金町」駅下車 徒歩約10分。
    市営地下鉄「阪東橋」駅下車 4番出口 徒歩約5分。
    駐車場あり(400台まで)